時にはセオリーの逆に誘発を投げてK9を後攻ワンキル
クシャトリラの大会プレイングの紹介です。今回はメメント対面のマッチ戦の2戦目、1-0で迎えたこちらの後攻のデュエルになります。今回初手でGとうららを握っていて、こういうときはセオリーでは先にうららを投げて指名者を踏んで、次にGを通すのが定石ですが、今回は手札が強かったので、あえて先にGを投げ、うららを通しにいくプレイングをして相手の展開を止め、そのまま二ビルを踏まずに後攻ワンキルした1戦になります。
(画像は公式より引用)
あえてG→うららの順に投げる
こちらの手札は、クシャトリラ・オーガ、スケアクロー・クシャトリラ、盆回し、増殖するG、灰流うららでした。かなり手札が強いので、あえてセオリーとは逆、Gを囮にしてうららを通すことを狙うプレイングをします (既にある程度手札が強く、K9というテーマはこの段階では手数で貫通するようなテーマではないので、初動を抑えることを優先しました)。まず、スタンバイフェイズに増殖するGを発動しますが、相手はこれにチェーンして墓穴の指名者を発動、Gが無効になります (三戦の才ケアでここで投げていて、1戦目にEXを覗いた時にΩや8シンクロがいなかったので、恐らくγはいない、もしくはいてもさほど脅威ではないと判断)。メインフェイズに入り、相手はCaseof K9を発動し、K9モンスターのサーチを試みますが、これにチェーンしてうららを発動し、サーチを無効にします。これで相手は動けず、1伏せでメインフェイズを終了し、エンドフェイズ宣言。ターンが返ってきます。
モンスター3体で後攻ワンキル
こちらのターン、トップドローはクシャトリラ・バースでした。メインフェイズまで進み、盆回しを発動し、こちらの場にパライゾス、相手の場にネクロバレーをセットします。処理後、パライゾスをそのまま発動し、デッキからクシャトリラ・ユニコーンをサーチします。そしてユニコーンを攻撃表示で特殊召喚します。処理後、ユニコーンの起動効果を発動しますが、相手はこれにチェーンして泡を発動し、ユニコーンの効果が無効になります。ここでクシャトリラ・バースを発動し、バースがあるので、オーガを通常召喚します。そしてオーガの起動効果を発動し、デッキからクシャトリラ・ビッグバンをサーチします。もし相手がイズナを手札に握っているなら出力していると思うので、手札のスケクシャの効果を発動し、ビッグバンを除外して自身を特殊召喚します。これでメイン1を終了してバトルフェイズに入り、ユニコーン2800、スケクシャ2900、オーガ3100で攻撃宣言し、オーガ攻撃宣言時効果を発動、一応相手のデッキトップを初動にならないカードに固定して、攻撃が通って勝利、このデュエル及びマッチに勝利しました。
あとがき
今回、先にGを投げて後からうららを投げることで相手の展開を止めました。このように動いた理由をまとめます。
- K9というテーマはG受けが良く、そもそもGを受けても止まりどころを用意できる。
- この段階で、K9というテーマは2枚初動のテーマで、大量展開できるようなテーマではなく、そもそも手数で貫通するプランを取る可能性は低いと思われる。初動2枚持ちしていなければ、うららで止まる可能性が高い。
- 相手のEXを覗いたところ、混ぜ物で展開力を底上げするような構築ではなさそうだ。
- こちらの手札が強く、Gを通す必要もなければ、三戦でのハンデスをされても相手が動けなければ高確率で勝てると思われる。
- こちらが動ける手札なので、むしろこちらのターンにGやうららを使わせたくないので先に打たせたい。
- あとは駆け引きの部分で、普通はGうららの持ち方なら、うららから投げるので、Gから切ったらうららはないと判断する人が一定数いる。今回のお相手はそういう雰囲気を感じたので、あえて逆をやった。
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