白いのに恐れをなした帝を返し札を起点に屈服させるクシャトリラ

クシャトリラの大会プレイングの紹介です。今回は帝王対面のマッチ戦の2戦目、1-0で迎えたこちらの後攻のデュエルになります。1本目は泡で相手の展開を止め、展開して制圧しましたが、2本目では、相手にしっかり展開され、轟雷帝ザボルグの効果を使われます。今回、相手は逆転に繋がるカードを警戒したため、クシャトリラカードが残り、拮抗勝負を引き込んでいたので、それを起点に制圧し返して勝利した1戦になります。

相手に展開され、EXを破壊され、盤面をつくられる

こちらの手札は、クシャトリラ・ユニコーン、スケアクロー・クシャトリラ、ティアラメンツ・クシャトリラ、クシャトリラ・バース、拮抗勝負でした。相手のターン、メインフェイズまで進み、相手は天帝従騎イデアから展開を開始、源帝従騎テセラをデッキから特殊召喚し、天帝アイテールをA召喚して効果を発動します。それからの展開ルートはうるおぼえですが、相手は展開して汎神の帝王で2ドローした後、真帝王領域を発動し、轟雷帝ザボルグをA召喚します。ぞしてザボルグの召喚成功時を発動し、自身を破壊します。相手のEXは0枚で、光属性モンスターをリリースしてA召喚したザボルグが破壊されたので、EXから墓地に送るカード8枚を相手が選びます。相手は逆転に繋がるカードを優先して落としにきました (クシャトリラカードの場合、スケクシャやティアクシャで除外した後パーピヤスを除外すれば回収できるので、クシャトリラ以外のカードを落としておくのは有効だと思います)。自分のEXとザボルグで除去されたものをまとめます。

  • クシャトリラ・アライズハート2枚→残る (出すのが重いから無視?)
  • クシャトリラ・シャングリラ2枚→1枚 (パライゾスのケア?)
  • No.89 電脳獣ディアブロシス1枚→残る (相手はEX0枚)
  • 真紅眼の鋼炎竜1枚→残る (バーン要員なので優先度低いと判断か)
  • 撃滅龍 ダーク・アームド1枚→0枚 (後ろ割りできる)
  • 天霆號アーゼウス1枚→0枚 (盤面を流せる)
  • 厄災の星ティ・フォン1枚→残る (相手はEXを使わないので腐る
  • フルール・ド・バロネス1枚→0枚 (盤面を除去できる)
  • 相剣大公-承影1枚→0枚 (盤面を除去できる、高打点)
  • 旧神ヌトス1枚→残る (墓地効果があるし、金謙で除外する用で出ないので放置)
  • S:Pリトルナイト1枚→0枚 (盤面を除去できる)
  • 残る白いの関係の2枚→0枚 (盤面を除去できる、高打点)

その後相手は展開を継続し、締めに墓地の汎神の帝王を除外して効果を発動、デッキから帝王の溶撃と帝王魔法2枚を提示し、こちらは拮抗勝負を素引きしていたので、溶撃を渡し、真帝王領域、帝王の溶撃、帝王の極致が確定と未確定の伏せ2枚でメインフェイズ終了、エンドフェイズ宣言します。これでターンが返ってきます。

拮抗勝負から展開する

こちらのターン、トップドローはスケアクロー・クシャトリラでした。スタンバイ、メインフェイズ1と進み、メインフェイズを終了してバトルフェイズに入り、スタートステップに相手が何も発動しないことを確認してエンドステップまで進み、拮抗勝負を発動します。その結果、相手は帝王の溶撃を残して他のカードを裏側除外します。これでバトルフェイズを終了してメイン2に入ります。まずクシャトリラ・ユニコーンを攻撃表示で特殊召喚し、起動効果を発動、デッキからクシャトリラ・パーピヤスをサーチします。そしてユニコーンを対象にパーピヤスを発動し、デッキからクシャトリラ・ライズハートを守備表示で特殊召喚します。その後、デッキからクシャトリラ・オーガを除外してライズの効果を発動し、相手のデッキトップから3枚裏側除外してライズのレベルが7になります。そしてバースを発動し、効果の発動、除外状態のオーガを攻撃表示で特殊召喚します。そして、オーガの起動効果を発動し、デッキからクシャトリラ・プリペアをサーチします。ここでユニコーン、オーガ、ライズでクシャトリラ・アライズハートをEXモンスターゾーンに守備表示でX召喚します。その後、手札のスケクシャの効果を発動し、自身を特殊召喚し、手札のもう1枚のスケクシャを除外します。その後アライズ強制効果で、除外されたスケクシャをアライズの素材に入れます。その後、手札のティアクシャの効果を発動し、墓地のパーピヤスを除外して自身を特殊召喚します。処理後、アライズ強制効果をチェーン1、ティアクシャ特殊召喚成功時効果をチェーン2で発動、相手のデッキトップから3枚表側で除外し、パーピヤスをアライズの素材に入れます。更にアライズ強制効果で、相手の無害な汎用をアライズの素材に入れます。ここでアライズの素材のオーガ、パーピヤス、ティアクシャを取り除きアライズの効果を溶撃を対象に発動 (現時点で相手の場にA召喚したモンスターがいないので、今発動してもモンスター効果を無効にできません)、裏側除外します。処理後、アライズ強制効果をチェーン1、除外されたパーピヤス効果をチェーン2で発動、除外状態のスケクシャを手札に回収し、パーピヤスをアライズの素材に入れます。更にティアクシャとスケクシャでクシャトリラ・シャングリラを守備表示でX召喚します。そしてプリペアをセットしてメイン2を終了してエンドフェイズ宣言、ターンを渡します。相手のターン、まずシャングリラの効果を発動し、デッキからオーガを攻撃表示で特殊召喚します。これでお相手サレンダー、このデュエル及びマッチに勝利しました。

あとがき

今回は、誘発を引けず、相手の展開を止められなかったものの、拮抗勝負で盤面を返し、制圧することができました。帝なので、Gやフワロスといったドロー系を減らして、泡うららと拮抗などの返し札中心の構成で臨んでいたので、そもそも誘発を引く可能性は低くなっていたと思われます。なんにせよ拮抗を引き込んだので、拮抗を軸にして、盤面をつくり、相手のカード3枚程度では返せないであろう盤面をつくりました。今回の盤面の場合、3素材アライズが構えていて、アライズを除去されてもスケクシャでアライズを除外すればアライズはプリペアで帰還でき、魔法、もしくは罠を使うとバースやプリペアでリソースを奪える状態となっており、一度リソースを失った相手が再展開して返すのは難しい盤面にできたと思います。今回、相手はこちらの逆転の芽を潰すことを重視していたので、返せる可能性のあるカードを中心にザボルグで落とされました。構築的にクシャトリラXモンスターであれば、ザボルグで落とされていても墓地から除外してパーピヤスで回収して再利用できる点と、EXが展開起点よりは局面ごとに解答になり得るカードを複数採用した構成だったこともあり、ザボルグを使われた後も立ち回れたと思います。

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