GつっぱしてきたM∀LICEにクシャトリラをわからせる回、二ビルケアしながらリソースを奪う

クシャトリラの大会プレイング紹介です。今回はマッチ戦の1本目、M∀LICE対面で、こちらの後攻の1戦です。相手の初手をうららで止めて、チェーンされなかったので指名者がない可能性が高いと判断してGを使い、相手がGつっぱして展開してきた1戦になります。結果、Gで引いた誘発で相手の盤面を弱くした後、潤沢な手札から二ビルをケアしながら、相手のリソースを奪ってアライズで蓋をし、後ろに強力な罠を構える盤面を作って抑え込んで勝ったデュエルになります。

うららで指名者チェックしてからGを通すとつっぱされた

こちらの手札は、六世壊=パライゾス 、クシャトリラ・バース、罪宝狩りの悪魔、灰流うらら、増殖するGでした。手札が強めなので、相手のデッキを確認して、動いてからGを打つ方針でいきます。まず相手は、M∀LICE<P>Cheshire Catを通常召喚し、効果を発動しますが、それにチェーンしてうららを発動し、効果を無効にします。これで恐らく指名者を持ってない、もしくは手札が強くて止めるまでもないと判断したので、処理後に増殖するGを発動します (展開してくるならリンク召喚かアングラ等除外ゾーンからの特殊召喚や、墓地除外しての特殊召喚と思われ、ワンチャンここで止まってくれたらこちらの手札が強いので優位に立てると判断)。Gが通り、相手はリンク・デコーダーをL召喚し、場にLモンスターがいるので、手札からバックアップ@イグニスターを特殊召喚します。更にバックアップのサーチ効果を発動したので、手札からGのドローで引いた無限泡影を発動し、サーチ効果を無効にします。この後の相手の展開の途中過程は忘れたのですが、途中まで見送り (M∀LICE<C>TB-11はセットして発動されてます)、相手の盤面が、M∀LICE<Q>RED RANSOM、M∀LICE<Q>WHITE BINDER、M∀LICE IN UNDERGROUNDになったところで、BINDERの墓地のカードを除外する効果にチェーンして、2枚目の泡を発動して無効にします。相手はこれで展開を止め、セットカードなしでターンが返ってきます。

二ビルケア展開をしながらバトルフェイズでリソースを奪う

こちらのターンのトップドローは増殖するGでした。Gで大量にドローしたので手札は潤沢でサモン・リミッターと神の通告まで抱えていたので、相手の盤面を剥がして蓋をする展開をします。前のターンの相手をみて、うらら、ドロバ、指名者2種は握ってないことがほぼ確定なので、展開はだいたい通ると思われます。この時、展開しながら相手のリソースを奪いにいきます。まず、パライゾスを発動し、ユニコーンをサーチします。処理後にユニコーンを攻撃表示で特殊召喚し、ユニコーンの起動効果を発動し、パーピヤスをサーチします (なお手札に既に1枚パーピヤスを握っている状態でした)。そして、手札からバースを発動し、バースがあるのでオーガを通常召喚します。そしてオーガの起動効果を発動し、プリペアをサーチします (返すのに除外ギミックとテーマ罠を使うと思うので、プリペアで対処できる状態にする)。処理後に、ユニコーンを対象にパーピヤスを発動し、デッキからスケクシャを守備表示で特殊召喚します。これでメイン1を終了し、バトルフェイズに入ります (もっと展開できたし、後攻ワンキルも充分視野に入る手札でしたが、二ビルなど負け筋になりそうな反撃を受けないようにプレイします)。まず、スケクシャでRANSOMを攻撃、スケクシャの効果でクシャトリラと戦闘したモンスターはスキドレ状態になるので、RANSOMの攻守逆転が無効になって戦闘破壊し、パライゾスによる打点上昇を含めてスケクシャ打点が3000なので700ダメージ。更に、オーガでBINDERに攻撃宣言し、5枚めくり効果を発動し、M∀LICE<C>GWC-06が見えたので裏除外します (これで残るテーマ罠は07のみです)。そのままオーガ3100でBINDERを戦闘破壊し800ダメージ。そしてユニコーン2800で攻撃宣言し、攻撃宣言効果で相手のEXからM∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERを裏除外します (すると返すには相手はアクセスに行く必要が出てきますが、マクロコスモス状態かつM∀LICEリンク2体と06が墓地にあるので、展開が伸びない可能性が高いです)。これでバトルフェイズを終了、相手のライフを4200削りました。M∀LICEはライフコストを払って展開するテーマなので、ある程度削っておくと行動が制限されます。

強い罠とアライズを構えて蓋をする

メイン2に入り、ユニコーン、オーガ、スケクシャでクシャトリラ・アライズハートを守備表示でX召喚します。そして、プリペア、罪宝狩りの悪魔 (ブラフ)、サモリミ、通告をセットしてメインフェイズを終了し、ターンを返します (この段階で06がない状態で、11は墓地にあり、相手の盤面のモンスターがいない状態から相手が展開するにはアライズが重いはずなので、素引きの泡でアライズを突破される可能性を消すために、アングラはあえて残したままターンを返しています)。今回のように、相手のモンスターを全て除去した後、通告とサモリミまで握っているので、欲張らなくてもこれで勝てると思うし、手の内を見せる必要もなければ、二ビルを踏んで逆転のチャンスを与える必要もないです。相手のターンに入り、まずはドローフェイズにプリペアを開きます。メインフェイズに入り、相手はM∀LICE<P>White Rabbitを通常召喚して効果を発動、こちらはこれにチェーンしてアライズ効果を発動し、 Rabbitを対象に裏除外します。Rabbitの効果は通るも、場のM∀LICE名称がいなくなって、罠をセットしたターンに使うことができません。相手はこれ以上何もできずサレンダー、このデュエルに勝利しました (なお、通告とサモリミは、デッキに入っている情報を与える必要がないと判断し、こちらに負け筋がある行動を相手がとるまで使いません)。

あとがき

今回は、後攻ワンキルを狙おうとすればできた手札で、例えば罪宝狩りからディアベルスターを出して、もう1体増やして攻撃すれば、バトルフェイズで7200削れ、(Catの蘇生効果で少なくとも300は自傷しており、相手の残りライフ500以下が確定なので) 真紅眼の鋼炎竜で蓋をするプランもできたし、先にシャングリラをつくってライズを出し、先攻展開みたくビッグバンを除外してからシャングリラとアライズを立てたり、ディアブロシスを立てて盤面全封鎖を狙うこともできましたが、そういう展開だと二ビル等の裏目があるので、あえて裏目や負け筋を踏む必要がないと考え、コンパクトな展開をしました。今回は、1本目なので先攻に寄せた強い罠が入っていて、更にGのドローでそれらを引いた状態で手数もある手札なので、リンクモンスターを退けてから、アライズ+サモリミ+通告+プリペア+プリペアの盤面で返した時点で相手は返せないと思います。また、展開時にバトルフェイズに入る前にアライズを立てることもできますが、そうするとM∀LICEリンクモンスターのどちらか片方を裏除外できるものの、(アライズの永続効果で戦闘破壊しても除外されるため、帰還効果を使われ) もう片方を盤面に残すことになるし、バースでユニコーンなどを蘇生すると二ビルを踏むし、少ない展開数でライフをとれるほうが良いので、この場合はアライズを立てるのはバトルフェイズを終えた後の方が良いと思います。この場合、相手にターンを返す時点でアライズは3素材ある状態なので、相手の初手にアライズの裏除外効果を打ちたいけどX素材が足りない状況になりませんし、アライズの効果を使う前に三戦を踏まずに済むと思われます。戦闘を挟むことで、オーガとユニコーンの効果を能動的に使い、相手のリソースを奪いながらライフを取りにいっています。また、3素材アライズを無効にするためには、相手はミラーか泡あたりを使う必要があると思いますが、アングラを盤面に残しているので、ミラーから入ってきたら、ミラーを対象にアライズ効果をを発動し、バースで墓地のM∀LICEリンクモンスターの両方を飛ばし、その後相手の効果の処理後にプリペアで蘇生したユニコーンでEXのリトルナイトあたりを抜けば実質勝ち確と思われます。黄金櫃やアングラなどの魔法から動いてきた場合は、バースで相手墓地のM∀LICEリンクモンスターを裏除外するプランです。動いてきても、通告とサモリミで絶対にアクセスコード・トーカーまでいかせませんし、リトルナイトにもいかせません。ちなみに、このマッチの2本目はこちらです (誘発ばかりの動けない手札で負けたと思ったけど、M∀LICEを止めて返した1戦)。

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