クシャトリラの大会プレイングから~M∀LICE対面でのアライズハートの使い方と、アトラクターを投げることについて
大会でM∀LICEとマッチアップした時のプレイングを2通り (マッチ戦、2デュエル目、後攻) (マッチ戦、3デュエル目、後攻)を紹介します。いずれについても、後攻からディメンション・アトラクターを投げて勝った試合です。結論から言えば、アトラクターが通るとM∀LICEの盤面は確実に弱体化します。また、M∀LICE対面独特のアライズハートの使い方 (やり〇て笑) があるので、紹介します。
(画像は公式より引用)
1例目、ドローフェイズアトラクターしたら、バインダー+07を構えられた
マッチ戦の2デュエル目で、1デュエル目を先攻を取って勝ち、迎えたサイチェン後の2デュエル目、後攻の内容です。相手がM∀LICEなのはわかっているので、ドローフェイズにアトラクターを投げ通りました。その結果、相手にM∀LICE<P>Cheshire Catのドロー効果を使われはしますが、M∀LICEの下級3種を素材に、モンスターはM∀LICE<Q>WHITE BINDER単騎、M∀LICE<C>MTP-07がセットされている状態で、ターンが返ってきます。こちらの手札は、アトラクターの他は、クシャトリラ・ユニコーン、灰流うらら、スケアクロー・クシャトリラ2枚、三戦の才でした。
二ビルケアしながらアライズハートでバインダーを裏除外する
それでは盤面を返していきましょう。うららは、アトラクターが通った時点で墓穴の指名者は打てないと判断し、07かバインダーの蘇生効果を止めるために温存しました。初めにユニコーンを特殊召喚。相手はユニコーンの効果を使わせたくないので、07で着地狩り (M∀LICEリンクがいるので、一連の処理で除去が打てる) を狙ってきますが、うららで止めます。その後ユニコーンの効果を発動し (もしうららで止められた場合は、三戦でバインダーをコントロール奪取し、ワンキルを狙いました)、効果が通り、パーピヤスをサーチします。スケクシャを除外してスケクシャを出力し、パーピヤスでオーガを特殊召喚します。その後、除外されたパーピヤス効果でスケクシャを回収します (それで勝ちました)。オーガ効果でプリペアをサーチ。ユニコーン、オーガ、スケクシャの3体でアライズハートをX召喚し、(除外されると帰還でき、リソースをつくる役割の) バインダーを裏除外します。その後、アライズハートのX素材にパーピヤスを入れて、アライズハートで直接攻撃。プリペアをセットし、手札に三戦の才、スケアクロー・クシャトリラを残してターンを返します (二ビルケアなのだが、バインダーを使えなくする意味が強い)。
クリプター+アクセスをスケクシャで耐える
返しのターン、初めにドローフェイズにプリペアでユニコーンを特殊召喚し、妨害を追加します。相手は闇の誘惑でドローし、下級を除外し展開開始。帰還効果に対してユニコーンを使い、リトルナイトを裏除外します。更に増殖するGを出してきました。この時点でセットカードがなかったので、動けないと判断してアライズハートでマリス下級を裏除外したのですが、相手に撃たされましたね (マリスリンクが出た時点で裏除外することも考えましたが、罠で除外して逃げられるリスクがあるため、下級を裏除外しておきました)。この時、X素材にしていたパーピヤスの効果で、オーガを回収し、リソースを確保します。その後M∀LICE IN UNDERGROUNDで除外から展開を伸ばされ、リンク・デコーダーを出され、コードオブソウルと合わせて (どう展開されたか忘れたが笑) 3枚出されて、M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTERを出され、アライズハートを除去されます。その後、更に1枚出してアクセスコード・トーカーをL召喚され、アクセスでクリプターを破壊しユニコーンを除去。その後クリプターが帰還。こちらの盤面は空で、このまま直接攻撃されればライフが0になります。ここで手札に回収したスケクシャを使います。相手がバトルフェイズに入りたいと宣言したので、メインフェイズ中に墓地のユニコーンを除外してスケクシャを特殊召喚。その後バトルフェイズに入り、相手がプレミでアクセスでスケクシャを攻撃してきますが、スケクシャのスキドレ効果でアクセスが無効になり、耐えます。その後クリプターの打点上昇を解除し、スケクシャは退場します。そしてターンが返ってきます。なお、相手がクリプターでスケクシャを先に割っていても、勝敗は変わらなかったと思います。
アライズハートを囮に盤面を返す
返しのターン、トップドローはテラ・フォーミングでした。こちらの一番の勝ち筋は三戦の才なので、まずクリプターを使わせたいです (クリプターより後にプリペアを発動し、アライズを蘇生しながら、除去によるプリペアの不発を防ぎたい)。初めに、オーガを特殊召喚。その後、テラフォでパライゾスをサーチし、スケクシャをサーチします。ここまでクリプターを使ってこないので、墓地のスケクシャを除外してティアクシャを特殊召喚。召喚成功時効果を破棄し、バトルフェイズに入ります。バトルフェイズ、打点が戻っているクリプターをパライゾスで打点が上がったオーガで攻撃宣言し、攻撃宣言時に5枚めくりの効果を使います。相手はここでチェーン2でクリプターの選んで除外する効果を発動、これにチェーン3でプリペアの特殊召喚効果でアライズハートを特殊召喚します。アライズは流石にまずいのでクリプター効果でアライズが除外されます。オーガの5枚めくりで、M∀LICE<C>GWC-06が見えたので裏除外しました (それで勝ちました)。その後、オーガでクリプターを戦闘破壊、ティアクシャでアクセスを戦闘破壊します。メインフェイズ2で、三戦の才を使い (相手メインフェイズでモンスター効果使ったか覚えてない。こちらのプレミ? この試合においては、三戦を使えたかどうかは勝敗に影響ないと思われます。) 手札を確認すると、相手の手札はマリス2種と二ビル。マリス1枚をデッキに戻します。相手ライフ残り1800くらいだったので、レッドアイズか迷いましたが、パライゾスがあるのでシャングリラをX召喚し、ターンを返します。
アライズハートで勝ち切る
返しのターン、プリペアでアライズハートを特殊召喚して、シャングリラ効果でオーガを出して構えます。相手が下級で展開しようとしてきたので、帰還効果に対してオーガを起動し、アライズハートの素材を揃えます。帰還してきた下級をパライゾスで割ってアライズの素材に入れずに (クシャトリラカードを素材にして)、シャングリラで盤面封鎖。更にでてきた下級をアライズで裏除外しながらシャングリラで盤面封鎖 (シャングリラでEX1か所、封鎖は残るEXの正面と中央の2か所を封鎖し、仮に罠で展開したらプリペアでもう一面封鎖できる状態)。これで相手サレンダー、ロングゲームを勝ち切りました (そして優勝)。
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— Tetsu (@tuitekoreruka) November 26, 2024
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⚔ 優勝 頭類人 「クシャトリラ」
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⚔ 11/26 カードボックスオーサカ店
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2例目、ドローフェイズアトラクターしたら、4素材アポロウーサを構えられた
こちらは別のお相手で、マッチ戦の3デュエル目で、1勝1敗で迎えた3デュエル目で、こちらが後攻の1戦です。同じくアトラクターを素引きしていたので、ドローフェイズに発動。お相手は4素材アポロウーサを展開し、マリス罠とセットカード2枚、合計3枚を構え、ターンが返ってきます。こちらの手札は、ライズハート2枚、反逆の罪宝スネークアイ、ユニコーン、スケクシャになります。
ワンキルを障壁と皆既日食で止められるも勝ち
初めに反逆でウーサを魔法罠に押し込み、モンスター効果に対する妨害を排除します。これで展開ができるのですが、お相手は次元障壁を発動。仕方ないので、Xしないでワンキルを狙うルートに変更します。ユニコーンをまず特殊召喚し、バースをサーチしそのまま発動。ライズを除外しスケクシャを特殊召喚。ライズを通常召喚し、オーガを除外し相手のデッキを裏除外しつつ (Xしないにせよ隙あらば使っておくことで相手に嫌がらせになる可能性が高い)、バースオーガをで蘇生。プリペアをサーチします (妨害になるのと、リソースゲームに強くなります)。二ビルラインを踏まずに8000を取り切れる状態になったので、バトルフェイズに入ると、お相手皆既日食の書を発動し、クシャトリラが全て裏になります。エンドフェイズにクシャトリラ全て表守備になり、4ドロー。返しのターンに相手サレンダーで勝ちました。今回、相手のプランは良かったと思いますが、こちらの手札がかみ合っていたので勝つことができました。
一般論として、M∀LICEにアトラクターを通すと弱体化する
M∀LICEは、M∀LICEモンスター自体は除外された場合効果で帰還できるのですが、M∀LICEによく採用されるカテゴリ外のモンスターはそうではありません。また、良く使われるであろう誘発をいくつか腐らせることができます。
- リンク・デコーダー: L素材として墓地に送られた場合に、墓地から帰還する効果で展開を伸ばすのに使われますが、墓地に送らせなければ展開が伸びません。
- 盛悴のリザルドーズ、S:Pリトルナイト: 墓地からカードを除外し、展開を伸ばすのに使われますが、他のモンスターを墓地に送らせなければ展開が伸びません。
- スプラッシュメイジ、トランスコード・トーカー: 墓地のカードを蘇生し、展開を伸ばすのに使われますが、他のサイバース族を墓地に送らせなければ展開が伸びません。
- アクセスコード・トーカー: M∀LICEの場合は、基本的には攻撃力5300のフィニッシャーとして使われます。墓地のカードを除外し、除去を打つことができますが、墓地にリンクモンスターが貯まっていなければ、除去の回数が減り、ライフを取り切れずターンを返してしまう (その結果M∀LICE側の負け筋になる) 可能性がでてきます。
- ファイアウォール・ドラゴン・ダークフルード-ネオテンペスト: 効果で墓地送りのため、サイバースをデッキ、EXデッキから除外することはできますが、その後の打点上昇ができなくなります。EXデッキから墓地に送られて効果を発揮する、サイバース・ディセーブルムやメレオロジック・アグリゲーターが妨害になりません。一応、デッキからマリスモンスターやドットスケーパーを除外して展開する使い方はできます。結果として、ネオテンは本来期待されている妨害の役割を果たせなくなります。
- コード・オブ・ソウル: 相手ターンに墓地から除外してリンク召喚を行い、妨害を追加する使われ方をしますが、墓地に送らせなければ妨害になりません。
- ビーステッド: 墓地から何かしら除外できなければ出てこれません。こちらが先攻もしくは何かしら展開してモンスターを出した場合は、こちらの墓地のアトラクターを除外して出てこれますが、相手先攻時は、墓地にカードが貯まらないので腐ります。
- ドロール&ロックバード: Gやフワロス等、ドロー系の誘発を弾くためと、ターンを返した後の妨害として使われ、多くの場合3枚採用されます。墓地に送らなければ効果を使えないので、アトラクター下では腐ります。撃たせる隙を与えないよう、対面が割れた後はドローフェイズにアトラクターを打ち、そもそも使わせません。
- 増殖するG: 抹殺の指名者用に先攻でも投入される場合があり、ターンを返した後にダメ押しで使われます。墓地に送らなければ効果を使えないので、アトラクター下では腐ります。
- サイバネット・マイニング: 墓地に送って発動なため、そもそも発動できません。
アライズハートやアトラクターが出ているときは、帰還効果を使ったM∀LICEモンスターは除外状態に入れておく (やり〇て)
M∀LICEモンスターは、除外された場合に帰還する効果を持ちますが、帰還効果使用後に再び除外状態から戻す手段は、基本的には06とクリプターくらいに絞られます。従って、帰還効果を使ったM∀LICEモンスターは除外状態においておくほうが都合が良いです。ふわんだりぃずや霊獣の場合は、除外状態に置くよりアライズハートの素材に閉じ込めてしまう方が都合が良い (ゆう〇い、相手のカードをアライズハートの素材に吸い込む効果を活用したプレイングについて) ですが、M∀LICEの場合は一旦アライズハートの素材に入れてしまうと、除外後の帰還効果を使われたり、墓地から回収されたり展開に使われる恐れがあるため、このターンに既に帰還効果を使用済のM∀LICEモンスターをX素材にして、効果発動時のコストとして除外状態に捨てておく (や〇すて) のが有効に思います。女の子テーマのM∀LICEを侵略者テーマのクシャトリラがこの表現をすると同人的な臭いがプンプンしますが、キャッチ―なのでこれでいきます笑。クシャトリラでM∀LICEと対面したら、や〇すてろ、これが攻略法です笑
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