天盃龍を適度に使うことによって、プレイがうまくなる感

誘発や返し札の使い方を鍛えるのに天盃龍めちゃくちゃ良いよという内容です。最近自分は、定期的にシングル戦の大会で天盃龍を使うようにしています。もちろん天盃龍が2024年8月時点での環境トップにいるから勝ちやすい、環境デッキを使うことによりそのテーマを理解しやすく対策を用意しやすいというのもありますが、誘発や返し札を後手から環境デッキに当てにいく実戦での使い込みが最もやりやすいテーマだと思うから、です。

(画像は公式より引用)
  • 自分は主にクシャトリラを握って、天盃龍とも何度もマッチしているのですが、体感「天盃龍は練度が結果に反映されやすいテーマ」(=遊戯王がうまい人の使う天盃龍は強い) という印象を持っていました。
  • すこし深堀してみると、天盃龍は、基本的な構築は固まっており、テーマを回すこと自体は簡単で、まわすだけならかなり簡単 (それこそ素人でも回せる感) と思われる一方で、デッキスロットの大半に誘発や返し札を積むことで勝っているテーマでもあると自分は思います。
  • 一般に天盃龍は、構築の半分程度、誘発や返し札が積まれていることが大半という印象です。なので、天盃龍は後攻ワンキルするテーマではあるけど、その前の場づくり (誘発で相手の盤面を弱め、返し札で妨害を無効化する) が大切で、誘発の使い方、返し札を使うタイミングに練度やプレイングの差がでている印象を受けていました。天盃龍の強い動きを理解して天盃龍自体の練度を上げるというよりは、対面への理解度や、汎用の使い方 (天盃龍のうまさよりも遊戯王のうまさ) が大きい印象を受けています。(正直前記事でクシャトリラを使った場合の天盃龍対策をまとめていますが、練度が低い天盃はこちらが事故ったり相手が上振れない限りカモだと思っています)
  • 逆に考えれば、シングル戦であれば多くの環境デッキは先攻をとってくれる (隣の卓だったなどの理由でデッキばれした結果あえて先攻を渡してくる例もありますが) ため、そのテーマに対して後手からどうやってマッチアップするかを実戦形式で確かめる良い機会だと思います。天盃龍自体にたくさん誘発が積めるため、どれが効いた効かないのケーススタディになりやすいし (とはいえテーマとの相性もあるが、一旦フラットに流行に合わせて積んでみるとかでも良いと思う)、重ね打ち (持ち) する機会も多くなるので、なおさら後手からその誘発や返し札を打つとどうなるかをたくさん実践できると思います。
  • 更に天盃龍をある程度使えるのであれば (実際筆者は天盃龍元々使ってますし、メインギミックは普通に回すだけなら簡単なので、メインギミックでどうやって展開するかにはさほど苦心することなく)、誘発や返し札をどう使うかに力を入れたプレイングができる、ということになると思いました。
まとめると、他のデッキを握っている人が「うまくなるために (誘発や返し札を使う格好の練習機会として) 定期的に天盃龍を握る」のは有効だ、という考え方ができると思いました。天盃龍は、雑に使って強い脳筋テーマというよりは、誘発や返し札でしっかり露払いをすることによって、テーマとしての強みが生きてくる「プレイの練度を問われるテーマ」だと自分は思います。

コメント

このブログの人気の投稿

頭類人のクシャトリラ (2410制限) の構築を少し解説@32人参加の大会優勝後に聞かれること増えたので

うちのクシャトリラで採用している白いのが布教されたみたいです

頭類人のクシャトリラ (2504制限) の構築の解説@アトラクター制限&サモリミ禁止のリペア

クシャトリラというテーマで勝つことについて考える

クシャトリラ使いの組むメタル化@天底1枚初動を生かしたリジェネシスに近い構築

自分が使ってるクシャトリラの構築変遷2024年10月前後~ライゼオルマリス環境

リソースを奪い勝利@ヤミー戦~妨害を打ち合いお互い妥させられた中勝ち切る