現役クシャトリラ使いの後手めくりvs白き森~相手のリソースを奪いながら展開し制圧@2504環境
クシャトリラの大会プレイングの紹介です。今回は白き森対面のマッチ戦の3戦目、1-1で迎えたこちらの後攻のデュエルになります。相手の手札はイマイチで、こちらの手札には誘発がない状態の中で、次のリソースを残す路線の相手の盤面に対し、6枚目のドローで引いたアトラクターを起点に除外ギミックを駆使して、相手の盤面を返していくめくりを紹介します。大会環境で息しているクシャトリラ使いの技術をしっかりみせられたと思います。
誘発を引けなかったが、相手の盤面もイマイチ
今回の手札は、クシャトリラ・オーガ、ダイナレスラー・パンクラトプス、黒魔女ディアベルスター、クシャトリラ・ビッグバン、金満で謙虚な壺でした。この時点で誘発を引けておらず、白き森の展開を相手にするには心もとない手札で、この段階で負けたかと思いました。メインフェイズまで進み、相手の初動はフィリアス・ディアベルで、白魔女ディアベルゼをサーチしました。その後、ディアベル展開とデモンスミス展開をして、相手の場には守備表示の刻まれし魔レクストレメンデ (装備カードなし)、魔轟神ルリーが守備表示、白き森のわざわいなりと不明のセットカードが1枚、墓地に魔を刻むデモンスミスと悪魔族、光属性モンスター、白魔女ディアベルゼ、断罪のディアベルスターがおり、手札0枚の状態でターンが返ってきます。 どうやら相手も手札がイマイチのようで、制圧盤面をつくるのではなく、少ない妨害と次のリソースを構えて返してきた状態です。
トップドローアトラクターを起点にパンクラで盤面を削る
こちらのターンに入り、こちらのトップドローは、ディメンション・アトラクターでした。もう少し早く来て欲しかったと思いますが、このタイミングで引き込めたのは、ついてました。メインフェイズ1まで進み、まずはアトラクターを発動します。これに対して、相手はチェーンしませんでした。初めに、金謙を発動し、デッキトップから6枚めくり、六世壊=パライゾスを回収します。まずは、相手の盤面とリソースを削り、ここでわざわいを使ってもメリットが小さいように立ち回ります。パンクラを攻撃表示で特殊召喚し、メインフェイズ終了宣言、そのままバトルフェイズに入り、パンクラでルリーを攻撃して戦闘破壊して除外。次いでパンクラをリリースして、レクストレメンデを対象にとり破壊し、除外します (除外した結果、リソース回復の墓地効果が起動しません)。これでバトルフェイズを終了します。これで相手のモンスターゾーンに、モンスターがいなくなったため、このターンにわざわいを使うメリットがなくなったと言えます。
シャングリラを起点に相手を迎え撃つ盤面をつくる
メイン2に入り、パライゾスを発動し、クシャトリラ・ユニコーンをサーチします。次いでユニコーン起動効果を発動し、デッキからクシャトリラ・バースをサーチします。バースがあるので、オーガを通常召喚し、オーガ起動効果を発動、デッキからクシャトリラ・プリペアをサーチします。処理後に、ユニコーンとオーガでクシャトリラ・シャングリラをEXモンスターゾーンに守備表示でX召喚します。これでプリペア、ビッグバンをセットし、手札にディアベルスターがいる状態でメイン2終了宣言、相手にターンを渡します。
相手のリソースを奪い取る妨害
相手のターンに入り、ドローフェイズに、プリペアを開きます。相手はピーピングハンデスを嫌がって、これにチェーンしてわざわいを発動、デッキから白き森のシルヴィを守備表示で特殊召喚します。そしてシルヴィ特殊召喚成功時効果を発動し、デッキから白き森の魔女をサーチします。これでドローフェイズを終了、スタンバイフェイズに入り、クシャトリラ・シャングリラの効果を発動し、デッキからティアラメンツ・クシャトリラ (除外状態から回収する効果をほとんど持ってない対面である点、この後相手の展開にあわせてビッグバンで裏除外するので、飛んでも良いクシャトリラである点から選出) を守備表示で特殊召喚します。処理後に、ティアクシャの特殊召喚成功時効果をチェーン1、パライゾスの破壊効果をチェーン2で発動し、シルヴィを対象に破壊し除外し、ティアクシャの効果で相手デッキトップから3枚除外します (このなかに、ピン差しのテーマカードはないものの羽根やロンギが入ってました、危ない)。これでスタンバイフェイズを終了し、メインフェイズに入ります。初めに、相手は魔を刻むデモンスミスの効果を発動し、光属性悪魔族をデッキに戻し、自身を攻撃表示で特殊召喚します。処理後、相手は白き森の魔女を発動し、デッキからシルヴィをサーチします。処理後、相手が魔法を使ったので、バースの効果を発動し、相手の墓地から、断罪のディアベルスター、白魔女ディアベルゼ、紅涙の魔ラクリモーサを裏除外します。処理後にシャングリラの効果を発動し、相手メインモンスターゾーンの中央を封鎖します。ここで相手はシルヴィを通常召喚しますが、着地時にクシャトリラ・ビッグバンを発動し、モンスター1体になるように裏除外する効果を発動します。相手はデモンスミスを残してシルヴィを裏除外、こちらはティアクシャを裏除外します。処理後にシャングリラの効果をチェーン1、除外されたビッグバンの効果をチェーン2で発動し、シャングリラの素材のユニコーンを手札に加え、攻撃表示で特殊召喚し、空いている方のEXモンスターゾーンの正面のモンスターゾーンを封鎖します。ここで相手は三戦の才を発動し、2ドローを選択します。相手はこれ以上動けずメインフェイズを終了しエンドフェイズ宣言、ターンが回ってきます。
アライズ成立でゲームセット
こちらのターンに入り、トップドローは無限泡影でした。スタンバイフェイズにシャングリラの効果を発動するも、相手はうららを発動し、シャングリラの特殊召喚効果を無効にします。処理後、ユニコーンの効果を発動し、相手のEXデッキの白き森のシルウィアを裏除外します。処理後にシャングリラの効果を発動し、シャングリラがいないEXモンスターゾーン側の相手のモンスターゾーンを封鎖します。これでスタンバイフェイズを終了し、メインフェイズに入り、ユニコーンの効果を発動し、パーピヤスをサーチします。処理後に、このターンにシャングリラの効果が発動しているので、ユニコーンに重ねてクシャトリラ・アライズハートを攻撃表示でX召喚します。これで相手はサレンダーし、このデュエル及びマッチに勝利しました。
あとがき
今回はこちらはアトラクターはもう1ターン早い方が良かったと思うし、相手も妥協展開だったのと、ロンギが惜しいいところにあったこともあり、お互いにもう一声欲しい手札だったと思います。今回、このお相手さんは自分のクシャトリラと何度か大会でマッチアップしていたためか、プリペアを嫌がってわざわいを発動するなど、ある程度クシャトリラの動きを把握されていた印象でした。クシャトリラの妨害を吐く順番について、今回は大会環境でクシャトリラを握っているプレイヤーとして、上手いというか、基礎をしっかり踏まえたきれいな動きができたと思います。特に「相手のリソースを奪うプレイング」がクシャトリラの醍醐味であり、重要な部分で、ただ妨害をあてるだけとか単なる墓地メタとは一味違うと我ながら思います。みてもらえばわかる通り、前のターンに墓地に貯めたリソースをほとんど使わせず、シャングリラが立って以降、S召喚をさせておらず、ディアベルギミックも稼働させていません。今回デモンスミスはあえて残していて、シンクロ召喚でバロネスやアンヘル等、相手に希望があるようにわざと残してそちらに誘導するように動いていました。今回の場合、プリペアが出ているので、リトルナイトでは返されません。ちなみに、アトラクターが出ていなければ、パライゾスからのサーチは、ライズ、もしくはスケクシャになると思います。これらを使って、パンクラを使って盤面を剥がしながら、アライズ単騎、もしくはシャングリラ+アライズの盤面を目指すと思われます。今回アトラクターを引いたタイミングがしっかり嚙み合っていたため、相手のリソースを奪いながら盤面を返し、制圧することで勝利できました。
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