月光とGの投げ合い~誘発で止め、バグースカを攻略し、リソースを奪って舞わせない

クシャトリラの大会プレイングの紹介です。今回は月光対面のマッチ戦の3戦目、1-1で迎えたこちらの後攻のデュエルになります。今回は増殖するGと無限泡影の誘発2発を起点に相手の展開を止めてライガーダンサーの着地を阻止し、バグースカをだされるもスケクシャで攻略して、アライズで抑えた1戦になります。

Gと泡で展開を止める

こちらの手札は、クシャトリラ・オーガ、クシャトリラ・パーピヤス、六世壊=パライゾス、増殖するG、無限泡影でした。それなりに手札の質が良いので、Gつっぱされてライガーを出されるとキツイので、なるべく妥協盤面で止まってもらうことを目指します。相手のターン、まずスタンバイフェイズに増殖するGを発動しておきます (月光はK9を積むかというと、そういう構築はマイナーだと思いますし、γを積んでくるかというと違うかなと判断し、いきなり投げました)。相手はまず、炎舞-「天璣」を発動し、デッキから月光金獅子をサーチします。そして金獅子を通常召喚し、効果を発動しますが、これにチェーンして泡を発動し、サーチ効果を無効にします。その後、相手はおろかな埋葬を発動し、月光銀狗を墓地に送ります。そして墓地に送られた銀狗の効果を発動し、月光彩雛を特殊召喚します。そして彩雛の起動効果を発動し、EXデッキから月光舞獅子姫を墓地に送ります。その後、相手は手札の月光黄鼬の効果を発動、彩雛を手札に戻して自身を特殊召喚し、銀狗の制約を解除します。処理後、金獅子と黄鼬でNo.41 泥睡魔獣バグースカを守備表示でX召喚します。これで相手はメインフェイズ終了宣言。Gで3ドローし、引いたのは、クシャトリラ・ライズハート、泡 (バグースカ攻略用)、クシャトリラ・ビッグバンでした。

スケクシャでバグースカを立て、アライズで蓋をする

こちらのターン、トップドローはディメンション・アトラクターでした。スタンバイフェイズに相手は増殖するGを発動し、G適用下で展開する必要がでてきます。メインフェイズまで進み、まずバグースカを対象に泡を発動しますが、相手はこれにチェーンし墓地の銀狗と月光舞獅子姫を除外して銀狗の効果を発動し、泡の発動を無効にします。バグが有効なままなので、このターンはバグを剥がして、二ビルを踏まずにアライズを立てることを目指します。パライゾスを発動し、デッキからクシャトリラ・ユニコーンをサーチします。そしてユニコーンを守備表示で特殊召喚します。その後、ユニコーンを対象にパーピヤスを発動し、デッキからスケアクロー・クシャトリラを守備表示で特殊召喚します。これでメインフェイズを終了してバトルフェイズに入り、スケクシャでバグースカを戦闘破壊します。これでバトルフェイズを終了してメイン2に入ります。ユニコーンの起動効果を発動し、デッキからクシャトリラ・パーピヤスをサーチします。そしてバースを発動し、手札のクシャトリラ・オーガを通常召喚します。そしてオーガの起動効果を発動し、デッキからクシャトリラ・プリペアをサーチします。そして、ユニコーン、スケクシャ、オーガでクシャトリラ・アライズハートを守備表示でEXモンスターゾーンにX召喚します。そしてプリペア、ビッグバンをセットし、メイン2を終了してエンドフェイズ宣言 (天璣は返しのターンで泡を使われると困るので残しておきます)。Gでのドローを3枚に抑え、ターンを返します。

バースとアライズで勝負を決める

相手のターンに入り、まずドローフェイズにプリペアを開きます。メインフェイズまで進み、相手は、天璣を発動し、デッキから金獅子をサーチします。処理後に、金獅子効果チェーン1、バース裏除外効果をチェーン2で発動し、相手の墓地の金獅子、彩雛、バグを対象に裏側除外し、相手は月光黒羊をサーチし、手札を捨てます。処理後、アライズ強制効果で、相手が捨てたカード (汎用、月光以外) をアライズの素材にいれます。相手は手札の黒羊を捨てて効果を発動、デッキから融合をサーチします。処理後、アライズ強制効果で、黒羊をアライズの素材に入れます。その後、相手は融合を発動、これにチェーンしてアライズの素材の黒羊、スケクシャ、ライズを除外して、金獅子を対象に裏側除外します。その結果、融合は不発となります。これでお相手サレンダー、このデュエル及びマッチに勝利しました。

あとがき

今回、Gと泡を引いていた結果、展開起点の金獅子を無効にして相手に妥協展開を強いることができた点、その結果引いた泡で銀狗の効果を使わせ、パライゾスとパーピヤスを通した点が有効に働いたと思います。そして、バースで相手の墓地の月光を抜くのも意味があって、月光は墓地から回収する効果を持っているモンスターが多いし、月光舞踏会を使い相手が融合召喚できた場合に、墓地のカードを使って融合できるようになります。クシャトリラがいる状態でバースを構えておくことで、墓地リソースを奪うことができ、月光は魔法を起点に展開するデッキなので、盤面のクシャトリラを退けられない限り、どうしてもバースを踏みます。この機会に付け込むことが大切に思います。今回、アライズ着地前に相手が展開していたので、墓地に月光を初めリソースができていた点、アライズが着地したので、アライズが健全な限りこれ以上墓地リソースを増やせない点が今回の妨害のポイントで、特にアライズがいる状態で融合を使わせることで、墓地からの融合の回収を阻止しています (これは最初から狙っていて、つっぱしてしっかり展開されなかった場合、そういうプランで戦う想定でした)。アライズで金獅子を裏側除外したところもポイントで、盤面に融合モンスター (名称コピー含む) がいない状態で月光から「融合」で出てくる可能性が想定されるモンスターは、月光舞香姫 (「ムーンライト」モンスター×2)、月光舞剣虎姫 (「ムーンライト」モンスター×2)、ガーディアンキマイラ (カード名が異なるモンスター×3、手札と自分フィールドのモンスターそれぞれ1体以上) だと思われます。融合にチェーンして場の月光モンスターを裏側除外した結果、まずガーキマになれる可能性がなくなります。そして、月光モンスター1体いなくなることによって、手札に3枚月光モンスターを握っていなければ、月光舞剣虎姫を出すことはできず、月光舞香姫などの2素材で出せる融合モンスターではアライズを超えられないと思われます。月光舞剣虎姫が出てしまった場合に考えられる対策は、①アライズを囮にして戦闘破壊させてユニコーンを出して、月光舞獅子姫 (通常2枚採用で、銀狗の効果で既に1枚除外されている) 裏側除外して、月光舞獅子神姫を枯らす ②バトルフェイズで月光舞剣虎姫の攻撃宣言時にスケクシャを出力して攻撃力上昇をリセットする。仮に融合してきた場合は①②を狙います。今回、スケクシャをアライズの素材に残しているので、相手がモンスターを2体並べたらビッグバンからスケクシャを出力すればよいし、モンスター効果を使ってこずにアライズを突破されたら、バトルフェイズ後にユニコーンで月光舞獅子姫を抜くことで、高レベル帯のモンスター群をこれ以上出させないことができます。仮に融合が通ったとしても、恐らく相手は返しのターンでバースプリペアからの展開を止められないと思われます。ちなみに、自分の白クシャの構築だとライガーダンサーを超えられる可能性があるモンスターが2体いるので、大量ドローさせてくれた場合は、そういうので対処できる可能性があると思われます。

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