手札誘発としてのスケクシャの活用2、一か八か賭けにでて、読み合いを制した1戦vsK9
クシャトリラの大会プレイングの紹介です。今回はK9対面のマッチ戦の1戦目、こちらの後攻のデュエルになります。手札がイマイチの状態だったので賭けに出て、アトラクターで相手の展開を牽制しながら、スケクシャを相手ターンにだし、その後オーガとパーピヤスを起点にアライズとビッグバンを構えて有利な盤面をつくり勝利した1戦になります。引き運と、駆け引きで勝った1戦になります。
(画像は公式より引用)
アトラクター下で、手札からスケクシャを出す賭けに出る
こちらの手札は、スケアクロー・クシャトリラ、クシャトリラ・パーピヤス、クシャトリラ・ビッグバン、ディメンション・アトラクター、白いのでした。あまり手札が良くないので、賭けに出ます。相手のターン、メインフェイズに入り、相手は手札のK9-66a号 ヨクルの効果を発動し、自身とK9-17号 イヅナを特殊召喚を宣言、これにチェーンして、アトラクターを発動します。処理後に、手札のスケクシャの効果を発動し、手札のビッグバンを除外して自信を守備表示で特殊召喚します。ここでお相手は、ヨクルとイズナで、N・As・H Knightを守備表示でX召喚し、効果を発動、X素材を2枚取り除き、EXデッキからCX-N・As・Ch Knightを自身のX素材にして、スケクシャをX素材に入れます。そして、相手はカードを1枚セットし、メインフェイズ終了宣言。ターンが回ってきます。
トップドローのオーガを起点に盤面を返してアライズを立てる
こちらのターン、トップドローはクシャトリラ・オーガでした。メインフェイズ1まで進み、オーガを攻撃表示で特殊召喚し、起動効果の発動を宣言しますが、相手はこれにチェーンして無限泡影を発動し、オーガの効果を無効にします。処理後、そのままバトルフェイズに入り、オーガでN・As・H Knightを戦闘破壊します (アトラクター下であり、リソースや優秀なランク5がこの時点で失われることを嫌ったか、相手はN・As・H Knightを切ってきました)。これでバトルフェイズを終了し、メイン2に入り、オーガを対象にパーピヤスを発動し、デッキからクシャトリラユニコーンを守備表示で特殊召喚します。処理後に、除外されたパーピヤスの効果で、除外状態のビッグバンを手札に回収します。更にユニコーンの起動効果を発動し、デッキからクシャトリラ・バースをサーチします。次いでバースをそのまま発動し、バース効果で除外状態のスケクシャを特殊召喚します。そして、オーガ、ユニコーン、スケクシャでクシャトリラ・アライズハートを守備表示でEXモンスターゾーンにX召喚します。その後、手札のビッグバンをセットして、メイン2終了宣言、ターンを返します。相手のターンに、相手はドローフェイズで引いたカードを確認後サレンダー、このデュエルに勝利しました。
あとがき
今回は、たまたま手札と相手との読み合いが噛み合った1戦に思います。元々は、スケクシャが除去されなければ、スケクシャを対象にパーピヤスを使うつもりでしたが、相手ターンのうちに偶然スケクシャが除去されて、トップドローがオーガだったことが有利に働いたと思います。ちなみに、今回のトプドローの確率をざっくり見積もると、この時点の構築で、トップドローでパーピヤスの起点になれると期待されるカードは、ユニコーン、オーガ3枚、ライズ3枚とこれらをサーチできるパライゾス、テラフォ、盆回し、そして6枚掘ればどれか1枚くらい引く可能性が高いと思われる金謙の11枚になります。従って、残り35枚の中でこの11枚を引き当てる確率が11/35なので、おおよそ1/3となります。一応スケクシャ、ティアクシャであっても相手が動く気がなければ対処できるので、ライフォビアを入れた3枚が何かしら動けるカードと思われます。これくらいであれば、引けなかったら引けなかったで負けるわけで、賭けに出るのも一つの手だと自分は思います。また、オーガ初動で動きを止めていて、スケクシャが相手のモンスターのX素材に入っている状態なので、相手目線だと、ここは無理せずにアトラクターの適用下のターンをやりすごして、ターンが返ってきた後展開すれば良いと考えるのも確かに選択です。オーガでしか攻撃宣言しないので、少なくともこちらのターンにライフを取られないことは確定してますからね。K9側が動いた結果、テーマ内の優秀な速攻魔法など、リソース回復に優秀なカードをこの時点で失う必要はないし、相手がさほど展開できないのであればやり過ごせると考えるのも間違ってないでしょう。恐らく、相手側の誤算はこちらがオーガとパーピヤスを起点にアライズまで展開できたことで、更にビッグバンまで構えられたことだと思われます。ここまで動いてくるのは聞いてないぞ、的な。また、結果論ですが、N・As・H Knightを切らずに妨害効果を使う場合、もしくはリソース損失覚悟でRipperを立ててK9-LC拘束解除をセットする等の手でこられたら負けたと思われます。ちなみに、Ripperの着地で無効妨害を構えられないために、K9に塩を送ることを覚悟して相手がXする前にスケクシャを出しました。
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